衝撃吸収性(%)
ランニング、跳躍着地時に足が床面から受ける衝撃の吸収性を測定。20kgの錘を落下させてコンクリ−ト床と比較した減衰率で評価。【測定方法】WA試験
転倒時の安全性(Gmax)
床・舗装面への衝突時に頭部が受ける衝撃を測定。3.85kgのヘッドモデルを落下させて最大衝撃加速度を測定。【測定方法】JIS A6519
世界陸連(WA)では、競技者の競技成績と安全性から、舗装材が衝撃力を減衰させる能力を重要視しています。
舗装材が軟らかすぎると走行エネルギー損失が過大になり競技成績に影響を与え、硬すぎると安全性が損なわれると考えられるからです。
そのためWAでは、上記試験による衝撃吸収性が35〜50%の範囲に入ることを想定しています。
舗装材が軟らかすぎると走行エネルギー損失が過大になり競技成績に影響を与え、硬すぎると安全性が損なわれると考えられるからです。
そのためWAでは、上記試験による衝撃吸収性が35〜50%の範囲に入ることを想定しています。
舗装材の衝撃特性について、日本国内では上記試験方法がベターと考え、日本複合弾性舗装工業会では、安全性などに関する新たな指標を設けることにしました。
当工業会では様々な知見を基に、50〜65Gの範囲に入る舗装材が安全で運動快適性に優れた舗装材であると考えています。
(JISでは、Gmax:100G以上は、転倒時危険とされる)
当工業会では様々な知見を基に、50〜65Gの範囲に入る舗装材が安全で運動快適性に優れた舗装材であると考えています。
(JISでは、Gmax:100G以上は、転倒時危険とされる)
複合弾性舗装システムの性能を検証するために、実際の陸上競技場でWA規格・JIS規格に基づいた性能試験をおこないました。複合弾性舗装は、衝撃吸収性と安全で運動快適性の優れたものを高い次元で両立しています。
衝撃吸収測定状況
転倒時の安全性測定状況
一般に全天候舗装材は用途に合わせて開発された化学物質の集合体ですが、日本複合弾
性舗装工業会はより自然との調和を目指し、技術開発に邁進し続けています。
複合弾性舗装の材料構成には50%以上のリサイクル原料を使用しています。主に使用済
み自動車のタイヤや工業製品を粉砕して利用していますが、古くなった全天候グラウン
ド修繕のために撤去した舗装材を洗浄・再粉砕して利用する技術も確立しました。
特に都市部に集中するヒートアイランド現象は人工物による蓄熱や熱循環が滞ることに
より発生すると考えられています。夏季における全天候型舗装の表面温度は40℃から
70℃にまで上昇し、天然芝や土のグラウンドと比較して利用者に不快感を与えること
があります。日本複合弾性舗装工業会では複合弾性舗装の表面に遮熱系塗装を施すこと
により、温度上昇を抑制させることを提案しています。
遮熱系塗装とは、躯体表面に赤外線反射型の塗装色を施すことにより太陽光赤外線を反
射させ、温度上昇抑制効果をもたせる特殊な塗料です。塗装色により異なりますが、一
般に10%以上の温度上昇抑制機能を持っています。
工業会ではこの温度上昇抑制効果を確認するため、現地での温度測定を実施しました。
<非透水型舗装材>
舗装材の摩耗した表層部分を切削除去かつ平坦にした後、耐久層のウレタン材を再び塗
布して、さらにウレタンエンボス仕上層を塗布することにより、リサーフェスが可能で
す。
また、部分的に傷みの程度が激しく複合弾性層全体の撤去、再施工が必要なときでも下
地のアスコン舗装体はそのまま使用できます。
<透水型舗装材>
摩耗が表層のウレタンエンボス仕上層までで、ゴムチップ弾性ベース層が健全な場合は、
既存層の上に再度エンボス仕上層を形成することにより、透水性を損なうことなくリサ
ーフェスが可能です。
また、部分的に傷みの程度が激しく複合弾性層全体の撤去、再施工が必要なときでも下
地のアスコン舗装体はそのまま使用できます。
性舗装工業会はより自然との調和を目指し、技術開発に邁進し続けています。
複合弾性舗装の材料構成には50%以上のリサイクル原料を使用しています。主に使用済
み自動車のタイヤや工業製品を粉砕して利用していますが、古くなった全天候グラウン
ド修繕のために撤去した舗装材を洗浄・再粉砕して利用する技術も確立しました。
特に都市部に集中するヒートアイランド現象は人工物による蓄熱や熱循環が滞ることに
より発生すると考えられています。夏季における全天候型舗装の表面温度は40℃から
70℃にまで上昇し、天然芝や土のグラウンドと比較して利用者に不快感を与えること
があります。日本複合弾性舗装工業会では複合弾性舗装の表面に遮熱系塗装を施すこと
により、温度上昇を抑制させることを提案しています。
遮熱系塗装とは、躯体表面に赤外線反射型の塗装色を施すことにより太陽光赤外線を反
射させ、温度上昇抑制効果をもたせる特殊な塗料です。塗装色により異なりますが、一
般に10%以上の温度上昇抑制機能を持っています。
工業会ではこの温度上昇抑制効果を確認するため、現地での温度測定を実施しました。
<非透水型舗装材>
舗装材の摩耗した表層部分を切削除去かつ平坦にした後、耐久層のウレタン材を再び塗
布して、さらにウレタンエンボス仕上層を塗布することにより、リサーフェスが可能で
す。
また、部分的に傷みの程度が激しく複合弾性層全体の撤去、再施工が必要なときでも下
地のアスコン舗装体はそのまま使用できます。
<透水型舗装材>
摩耗が表層のウレタンエンボス仕上層までで、ゴムチップ弾性ベース層が健全な場合は、
既存層の上に再度エンボス仕上層を形成することにより、透水性を損なうことなくリサ
ーフェスが可能です。
また、部分的に傷みの程度が激しく複合弾性層全体の撤去、再施工が必要なときでも下
地のアスコン舗装体はそのまま使用できます。
廃タイヤ |
チップ化 |
|
再粉砕前 |
再チップ化 |
〇場 所:東京都内陸上競技場 〇測定日:2008年9月5日14:00〜
〇天 候:晴れ(やや曇あり) 〇気 温:31℃
〇測定方法:赤外線放射温度計による
温度測定状況 |
手前がトップコート有、奥が無し |
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切削工事 |
耐久層の塗布 |
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エンボス仕上層の塗布 |
レーンマーキング |
一般にウレタン系の弾性舗装材では、下地の条件、施工時の環境の他に、ふくれを発生しやすい材質などの条件により、下地からの空気や水蒸気の圧力が原因でブリスターが発生することがあります。
弾性舗装構造では、下地に開粒度アスコンを使用することで、下地層で18〜20%、弾性層にも25〜35%の空隙を持ち、両者が連続した空隙である為に、下地から上昇した水分等は連続空隙層で拡散され、ふくれを生じることがありません。
陸上競技場走路のふくれ状況
※竣工20年程度の陸上競技場フルウレタン舗装材
ふくれ部の補修(撤去)状況
※フルウレタン舗装材のふくれ部分を切り取り補修。
下地アスコン表面ごと剥離しているのが分かる。